先日の記事で回転機のアンバランス振動シミュレーションをPythonで行いました。振れ回り振動と参考書の対応がとれたので、次はより詳細な分析を行うために回転パルス(基準信号)をシミュレーションで設定してみます。ここではPythonのodeintで基準パルスを設定しながらアンバランス振動のシミュレーションを行う方法を紹介します。
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Pythonで多自由度振動系の過渡応答計算をする時はSciPyを使おう
このブログではしばらく自前のルンゲ・クッタ法を使って振動解析を行ってきました。しかしPythonで常微分方程式の数値計算をする時はSciPyのodeintを使った方が良いです。ここでは巨人の肩に乗るつもりでSciPy/odeintで振動問題を解くための例題を紹介します。
続きを読むPythonで非線形ばねを持つ1自由度振動系の周波数応答関数を求める
振動系の運動方程式において復元力項が非線形になった時、その周波数応答関数は特徴的な形を示します。この記事では非線形ばねを有する1自由度の運動方程式を題材に、ハードニング特性やソフトニング特性の周波数応答関数をPythonで解析する方法を紹介します。
続きを読む振動波形のヒルベルト変換から対数減衰率を求めるPythonコード
減衰自由振動現象の重要な特性に減衰率があります。減衰特性は物性から求めることが難しいので、実際に系を振動させて測定することが一般的です。ここでは減衰自由振動の波形に対してヒルベルト変換を行い、対数減衰率を計算するPythonコードを紹介します。
続きを読む計算力学技術者試験1級と2級(振動)を同時に受験して合格した感想
2021年12月に初めて計算力学技術者試験を1級と2級の併願で受け、なんとか両方とも合格することができました。難しいくせにマイナーな試験であまり受けた人の情報もないため、受験経験者として学習内容や感想を記録したいと思います。Pythonを活用した勉強もしています。
続きを読む振動モデルを直接法の周波数応答解析で解くPythonコード
振動シミュレーションの代表的な解法の1つに周波数応答解析があります。この解析手法は時間領域ではなく周波数領域で計算をするため、一般的に計算負荷が軽いとされ実際の設計現場で重宝されています。ここではPythonで振動モデルを周波数応答解析で解く例を紹介します。
続きを読むPythonで固有ベクトルのMAC(モード信頼性評価基準)を計算
振動モードの定量的な相関比較にMAC(モード信頼性評価基準)という方法があります。ここではMACの概要や式を学び、Pythonで実際にMACを計算する方法を紹介します。
続きを読むPythonでレイリー減衰を実装する方法!解析して効果を見てみる
シミュレーション分野にはレイリー減衰という減衰の考え方があります。ここではPythonでレイリー減衰の曲線を書いたり、シミュレーションで使って効果を確かめたりしながら学んでいきます。
続きを読むPython/SymPyで連立運動方程式の剛性行列を自動生成する
質点の振動を運動方程式で記述する時、結構面倒なのが剛性行列の作成だと思います。ここでは振動の勉強がてら、Python/Sympyを使った剛性行列自動生成をしてみた方法を紹介します。
続きを読むPythonで体験する制振技術!ダイナミックダンパーで遊んでみる
工業製品で扱う振動というのはとにかく抑えたいものです。ここでは制振技術の一つであるパッシブ型のダイナミックダンパーについて解説し、Pythonによるシミュレーションでパラメータスタディを行う方法を紹介します。
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