Pythonで画像処理をする場合、OpenCVという強力なライブラリパッケージを使うのが賢い選択と言えます。ここでは、OpenCVのインストールを行います。
こんにちは。wat(@watlablog)です。
ついに画像処理にも手を出しちゃいます。ここでは強力な外部ライブラリであるOpenCVのインストールを行います!
OpenCVはPythonでも強力な画像処理ライブラリになる
OpenCVとは?
OpenCVとはOpen Source Computer Visionからその言葉が来ているオープンソースのコンピュータ画像処理ライブラリです。
元々はIntel社が開発をしていたオープンソースのライブラリで、色々開発元が移管され、開発会社が再度Intelに買収されたらしいです(wiki:OpenCV)。
複雑な事情はありそうですが、画像や動画プログラミングはこのライブラリを使うことで非常に効率よく書けるということです。
OpenCVをPythonで使うメリット
OpenCVといえば元々はC/C++で動作するライブラリでした。C/C++は処理速度がピカイチの言語で、Pythonではおそらく勝負にならないと思われます。
そして画像処理というのは大量のメモリを消費する分野なので、処理が重いのがネックとなるプログラミング分野です。必然的に高速な処理が得意なC/C++に軍配が上がるのも納得です。
PythonはC/C++に比べれば低速なプログラミング言語ですが、最近はPythonでも手軽にOpenCVを使うことができるようになり注目を集めています。
OpenCVのPythonバインディングを使うと、Pythonでプログラミングをしながら実質はバックグラウンドで本当のC++が走るという夢のようなことが出来てしまいます。
PythonはNumPyやSciPy、matplotlib等、周辺ライブラリパッケージも充実しています。
僕はその昔学生時代にC++に挑戦してあえなく挫折した覚えがありますので、Pythonのお手軽さ、周辺ライブラリの充実度、コードの可読性の良さで本格的な画像処理ができるとあれば、もはや今はメリットしか見えません!
ちょっとオーバーな表現かも知れませんが、今の気持ちはそんな感じ。
OpenCVのインストール
早速PythonでOpenCVをインストールしてみましょう。
といっても手順はいたって簡単です。昔はインストールに色々な手順を踏まなければいけなかったようですが、今はpipを使ってインストールするだけです。
pipについて詳しくは「Pythonのパッケージ管理ツール pipの使い方とコマンド集」を参照下さい。
PythonでOpenCVをインストールするには、以下のコマンドをコマンドプロンプトに打ち込んで下さい。
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python -m pip install opencv-python |
これだけでインストールは終了です。
えっ、あのOpenCVがこれだけ!?
動作確認
ちゃんとインストールされているかを確かめます。Python動作環境で、import文を打って確かめましょう。
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import cv2 |
これでエラーが出なければOKです。
これでいよいよ画像処理プログラミングができます!
C/C++の時に購入(10年前)した「晶達慶仁, [詳解]画像処理プログラミング, Softbank Creative, 2008※Amazonリンク」がようやく役に立ちそうです。アルゴリズムが図解で入っているので超オススメです。
これでPythonでOpenCVを使って画像処理ができる環境が整ったようです。次回から少しずつ画像処理関連も記事にして行きます。
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